皆様こんにちわ。池袋店の金子です。

９月も下旬に入りまだ暑い日もありますが、徐々に秋めいてきた今日この頃。秋といえば、 食欲の秋やスポーツの秋と言われますが、読書の秋でもあります。皆様は普段、本を読まれますか？ 私は普段人に自慢できる程本を読んではいないのですが、帰りの電車の中での読書が日常の楽しみとなっています。 何を読んでいるかといいますと・・・

「鬼平犯科帳」　なのであります。

作者はもうお亡くなりになりましたが、池波正太郎さん。「鬼平犯科帳」については、 皆様もテレビでご覧になられたりしてご存知の方もいらっしゃると思います。私は歴史小説の作家の中でも、 この池波正太郎さんの小説が大のお気に入りなのです。他にもＴＶで放送されている作品が多数あります（剣客商売、藤枝梅安、 真田太平記、雲霧仁左衛門等）。この作品がどんなお話かといいますと、 主人公で火付盗賊改方長官の鬼平こと長谷川平蔵を中心に、盗賊捕縛やそれに関わる人々の人間模様を描いています。その中で当時（江戸時代） の文化（食事や風俗等）が描かれており、他の小説にはない楽しさがあります。池波正太郎さんの小説には、 その時代の文化やその当時の町並みが随所に描かれていて、当時の人々の生活や考えが分り読んでいてあれこれ思い描く楽しみがあります。 因みに長谷川平蔵は１８世紀 （１７００年代）中盤から後半に実在した人物で、時代劇　によくでてくる石川島人足寄場を作った人です。

普段余り読書をされない方、歴史や時代劇等に興味のない方も、 お勧め小説なので是非一度読んでみては如何でしょうか。もし宜しければ私の持っている文庫本をお貸し致しますので、 ご希望の方はお部屋探しにご来店された際に、ご相談ください。