皆さんこんにちは！
ＭＡＳＴイチイ池袋店の片山です。
皆さんは、小さい頃憧れていた人やものに大きくなってから出会う。
そんな経験はありますか？
私のそんな体験、聞いてください。。。。
それはまだ私がランドセルを背負う前のこと。
テレビのブラウン管の中で始めて“キミ”を見た。
私の目は輝き、心は弾み、
一瞬で“キミ”に釘付けになったんだ・・・
ブラウン管の中で、 私を誘う “キミ”
絶対に“キミ”を手に入れたいと、心からそう思った。
でも、私はまだ小さかったから。
とてもとても小さかったから・・・・
自分の力で“キミ”を手に入れることはできなかった。
この手に抱くことはできなかった。
その頃から、 ずっと心に“キミ”がいて
早く私の元にきてくれることを願った。
早く大人になりたい・・・・
まだランドセルを背負えない頃の私は、 本当にそう思ったんだ。
大人になったら、 すぐにでも“キミ”をこの手に抱くことができるのに・・・
自分の力で“キミ”を手に入れることができるのに・・・
時が経ち、私は大人になった。
忙しい毎日の中で生活しているうちに、
いつしか“キミ”の記憶が、
“キミ”への想いが薄れていった。
そう、だって・・・
“キミ”がどこにもいないから。
いつしかブラウン管の中ですら、
“キミ”を見ることができなくなった。
もう “キミ”の姿はどこにもない。
私の前から “キミ” は消えていったんだ・・・
ふと“キミ”の存在を思い出す。
でも“キミ”の名前は出てこない・・・
あんなに“キミ”を想っていたのに。
目を輝かせていたあの頃の想いはどこへ消えてしまったのだろう・・・
私が望んでいたのは、こんな大人？
“キミ”が私の心から離れていった今。
まさか、 こんなところで再会するなんて！！！
２００９年１月３１日、 地元のコンビニ。
ひんやりとした空気の中で、 ひっそりと佇んでいる “キミ” を見た。
私は目を疑った。
こんなところにいるハズがない！
ブラウン管の中にいた “キミ” が・・・
あんなにも憧れていた“キミ”が・・・・
こんなにも近くにいたなんて！！
ゆっくりと近づいてみる。
一歩一歩踏みしめながら。。。
そこにいたのは間違いなく “キミ” だった。
あの頃と全く変わらないその姿。
妖艶ささえ覚える、その曲線。
こんなところにいたんだね。
ドキドキしながら “キミ” に触れようと手を伸ばす。
２０年以上かけてやっと、 この手に抱くことができるなんて。。。
いつもより数倍の速さでチャリをこぎ、 家路を急いだ。
夕飯の後で“キミ”とのひとときを楽しむ。
ｂｙ エスキモー
見て！この姿！
まさに
キング オブ アイス！
“キミ”への想いを忘れていた数年の間、
私の中の頂点には、 いつも
“雪見だいふく” がいたと言うのに。。。
ようやく“キミ”をこの手に・・・
長かった。非常に長かった・・・
長年かけて手に入れた“キミ”は
いたって普通の味だったね。
そのギャップにやられたよ。
昔は、 きっと高級なアイスなんだろうと思っていたけど。。。
小さい頃の憧れなんてそんなもの。
大人になると、憧れではなくなる。
憧れは憧れのままでいたほうが
美しい思い出のままでいれるのかもしれない。
１箱５２５円の “キミ” を
躊躇わずレジへもっていた自分を思い出し
大人になったんだな～
と
改めて実感した日。
私の憧れは現実のものとなった。